面白い根っこ
園内には何種類もの樹木が植えられています
たくさんあると育ち方も様々。根っこも様々です。
という訳で、一風変わった面白い根っこをご紹介します
アコウ
他の木に覆い被さるように根を張っています。熱帯雨林に多く分布するアコウは、日光をたくさん自分の環境に取り込もうとする特徴があり、その過程で絡みつき覆い被さった木を枯らしてしまうことがあります。別名「絞め殺しの木」とも呼ばれます。
ちなみに、写真のアコウは、他の木ではなく自分に絡み付いています
ガジュマル
いくつもの細い根が地上へ向かって垂れ下がっています。これがどんどん成長して一つにまとまり、太い根になっていきます。
ガジュマルも「絞め殺しの木」と呼ばれます。アコウと同じ、他の木を土台にして育っていきますが、ガジュマルはその根を太くしていく過程で絡みついた土台の木を枯らしてしまうそうです。同じ名前でも、その由来は別にあるんですね。
よくお花屋さんで鉢売りの可愛いガジュマルを見かけますが、大きくなるとこんなに迫力が出るというのもビックリです
カポック
こちらも細い根が外にたくさん伸びています。
もともと栄養分の少ない土地で育つ木で、栄養を取らなくちゃ と言わんばかりに、たくさんの根を張り巡らせます
普段私達が見慣れている根はほとんどが土の中に隠れていますが、今回紹介した木の根はどれも地上茎から出た根で、「気根」といいます。紹介した樹木はどれも熱帯で育つ木で、気候や土壌が違うと、こんなにも姿形に違いが出るんですね
生きる為に根っこも頑張っているんだなあ…。立派に育った姿を見ながらそんな風にしみじみと感じさせてくれる根っこ達でした
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